ニデック社エキシマレーザーは、平成10年4月に厚生省(現:厚生労働省)よりPTK(治療的角膜切除術)用として、平成12年1月にはPRK用として、平成18年10月にはレーシック用として、平成19年10月にはカスタムレーシック用として厚生労働省より認可されました。そして、今回、平成20年12月24日、国内で初めて遠視レーシック用として正式に厚生労働省より認可されました。
レーシックのお役立ち情報
エキシマレーザーについて
エキシマレーザーは、熱変性(やけど)をほとんど起こすことなしに、正確に生体組織の切開や切除ができるという特徴をもった特殊な高エネルギーのレーザーで、「アルゴン」と「フッ素」という2種類のガスから産み出されます。 視力矯正に使用されるエキシマレーザーは波長が193nm(ナノメートル)のレーザーで他の波長と比較して遺伝子への影響がなく、隣接する組織への影響がないという特徴があります。
南青山アイクリニックで使用しているエキシマレーザーについて
最新のレーザーと手術の実践でよりよい治療を
エキシマレーザーは、アメリカ製、ヨーロッパ製、日本製とありますが、南青山アイクリニック東京では、日本人のきめ細かい要望が反映された国産のニデック社製EC-5000CXIIを使用しております。
より良い結果を得るためには、器械の特徴を熟知し、多くの症例を集積・分析し、患者様の目に合わせた手術を的確に行うことであると考えております。レーザー機器の性能だけで良い結果を得ることはできません。そのために、南青山アイクリニック東京では、レーザーを常に最良の状態に保ち、すべての手術の結果をデータベース化し、それらを分析・管理して手術にフィードバックするために、レーザーエンジニア・データ管理者という専門スタッフを配置しております。手術において最も大切なことは、充分で確実なデータと経験を積んだ、医師、レーザーエンジニア、看護師が万全のシステムを構築して手術を実践することだと考えております。
手術の精度とレーザーの関係
レーシックで矯正する度数は手術前の視力検査を元に決定します。検査の方法は眼鏡を作るときと同様ですが十分な時間をかけて詳しく視力検査をします。手術を成功させるためには手術前の視力検査でもっとも見やすくなる度数を見つけることが大変重要です。この検査には眼鏡やコンタクトレンズを作るときよりも高い検査精度が必要になります。そして、通常は最高矯正視力の平衡状態のなかでご本人様の希望に添うように適切な度数を選択します。
こうして決定した度数をエキシマレーザー装置のコンピュータに入力すると、その情報をレーザー照射量に変換するプログラムによってレーザー照射量が決まります。
たとえば弱い近視であればレーザーの照射量は少なく、強度の近視では照射量は多くなります。このプログラムはエキシマレーザー装置の機種によっても異なりますし、同一機種間でも微妙に異なります。そのため施設ごとにプログラムを少しずつ改良していく必要があります。プログラムの精度は手術後の見え方に直接影響しますが、南青山アイクリニックではこれまでに50,000件を超える手術データの蓄積があり、常にその結果をプログラムに反映させる努力を続けております。
ニデック社製レーザーEC-5000CXII 関連情報
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ニデック社エキシマレーザーは、2008年12月、遠視レーシック用として国内で初めて厚生労働省から認可されました。
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ニデック社エキシマレーザーは、2007年10月、カスタムレーシック用として国内で初めて厚生労働省から認可されました。
平成19年10月1日、国内で初めてカスタムレーシック用として正式に厚生労働省から認可されました。
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南青山アイクリニック東京では、ニデック社製エキシマレーザーを使ってカスタムレーシック(ウェーブフロントレーシックとトポリンクレーシック)を行っています。
■Wavefront LASIK(ウェーブフロント レーシック)とは?
OPD-Scan(オーピーディースキャン)という検査機器はニデック社が開発した角膜形状と直径6mm内の各点の屈折を測定する装置で、角膜または目の歪み(収差=Wavefront)を知ることができます。OPD‐Scanで測定したデータをもとにFinal Fit(ファイナルフィット)というソフトで目の歪みも含めて、その目にカスタマイズされた照射パターンをシミュレーションしレーザーを照射します。
※検査の結果によってはカスタムレーシックが出来ない場合があります。
ウェーブフロントレーシックについての南青山アイクリニック東京の学会発表
戸田郁子. Quality of vision after wavefront-guided versus conventional LASIK by NIDEK excimer laser. ARVO, Fort Lauderdale, Florida, U.S.A., 2006/4-5.
高次収差の大きい目や近視の強い目にウェーブフロントレーシック(OPDCAT LASIK)を行い、通常のレーシックで行ったグループより高次収差の増加が少なく、夜の見え方も良いという結果でした。
詳細は、『クリニックニュース 2008/6/5号 カスタムレーシック第2弾 ウェーブフロントレーシックの成績』をご参照ください。
■Topo-link LASIK(トポリンク レーシック)とは?
OPD-Scanで測定した角膜形状データをもとに、Final Fit(ファイナルフィット)というソフトで、その角膜にカスタマイズされた照射パターンをシミュレーションしレーザーを照射します。 ウェーブフロントレーシックでは目全体の収差を矯正することを目的としますが、トポリンクレーシックは角膜の形状を矯正することが目的なので、これまで治療が難しかった非対称性乱視の矯正や、レーザー照射ずれ、不正乱視などへの追加矯正に適しています。
トポリンクレーシックについての南青山アイクリニック東京の主な論文・学会発表
戸田郁子. Topography-guided ablation for treatment of patients with irregular astigmatism. J Refract Surg 23(2):118-125,2007.
トポリンク照射についての論文がJournal of Refractive Surgeryに掲載されました。レーシックやPRKなどの手術を過去に受けた目や手術前の不正が非常に大きい目に対して、トポリンクカスタム照射を行い、角膜の不正が軽減され、裸眼視力や矯正視力が改善されました。
戸田郁子. Topography-guided CATz vs conventional ablation in LASIK for patients with asymmetrical astigmatism. ISRS/AAO, Las Vegas, NV, U.S.A., 2006/11.
角膜乱視が非対称な目にトポリンクレーシック(CATz LASIK)を行い、角膜の対称性が改善されました。
堀 好子. 角膜非対称乱視に対するトポガイドLASIKと通常LASIKの視機能への影響. 第47回日本白内障学会・第23回日本眼内レンズ屈折手術学会, 東京, 2008/6.
角膜乱視が非対称な目にトポリンクレーシック(CATz LASIK)とOATz LASIKを行い、コントラスト感度の改善、高次収差の維持が確認されました。
詳細は、『クリニックニュース 2008/7/5号 カスタムレーシック第3弾 トポリンクレーシックの成績』をご参照ください。堀 好子. 角膜非対称乱視に対するトポガイドLASIKと通常LASIKの視機能への影響. 第47回日本白内障学会・第23回日本眼内レンズ屈折手術学会, 東京, 2008/6.
再手術時にトポリンクレーシックを行い、高次収差が手術前より軽減しました。
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南青山アイクリニック東京はニデック社製エキシマレーザーに
Torsion Error Detection(TED)、Online TED(オンライン トーションエラー ディテクション)を導入しています。TEDはレーザー照射前の眼球の回旋を測定します。
検査機器の前に検査時のように座っている時(座位)とレーザーの下に横になった時(仰臥位)では目の回旋(ねじれ)や顔の傾きが起こることがあり、検査時のデータに基づいての正確な手術ができなくなる場合があります。特に乱視には軸があり、この軸がずれると矯正誤差が起こる可能性があります。TEDは、検査時にOPD-Scanという機械で撮影した虹彩の紋様と、手術中の虹彩の紋様を照合し、レーザー照射前の眼球の回旋を測定しますので、これを補正することによって今まで以上に正確な手術が可能になりました。
Online TEDは、レーザー照射中の眼球の回旋をリアルタイムに測定します。
南青山アイクリニック東京ではOnline TED(オンライン トーションエラー ディテクション)を導入しています。以前より導入していましたTED(トーションエラー ディテクション、上記参照)の改良版となります。TEDはレーザー照射中には回旋が測定できませんでした。しかし目は常に動いており、レーザー照射中にずれていく場合もあります。Online TEDはレーザー照射中でも回旋の測定が可能になり、これまで以上に正確な手術が可能になりました。手術中の目の回旋度数について
図1は手術中(レーザー照射中)の回旋度数をグラフで表したものです。2度前後の回旋が多い傾向となっています。通常2度以内であれば大きな問題はありませんが、2度以上回旋が起こった場合そのまま照射すると矯正精度の低下が考えられます。乱視矯正の場合、回旋による4度の軸ズレで約15%も低矯正となります。またカスタム照射においてはレーザー照射中の回旋度数の検出、補正が必須となります。図2はレーザー照射中に回旋が起こったため、レーザー照射を一時中断して回旋を補正し、再照射した経過を表したものです。

※ クリックで図を拡大できます。
Online TEDについての南青山アイクリニック東京の主な論文・学会発表
菅沼隆之. Cyclotorsion detection during laser ablation. ASCRS, San Diego, CA, U.S.A., 2004/5.
堀 好子.エキシマレーザー照射中の眼球回旋測定. 第19回日本眼内レンズ・屈折手術学会, 福岡, 2004/6.
堀 好子.Detection of Cyclotorsional Rotation During Excimer Laser Ablation in LASIK. J Refract Surg 23(9):911-915, 2007.
レーザー照射中にリアルタイムに測定した目の回旋度数を調べると、平均2.3度ですが、4度以上ずれる症例が10%認められ、乱視矯正やカスタム照射時には矯正精度に影響を及ぼすので術中に回旋を補正する必要があると考えています。
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南青山アイクリニック東京は、ニデック社製エキシマレーザーにOATzという照射方式を導入しています。
OATz(Optimized Aspherical Treatment Zone)とは照射面と非照射面のつなぎの部分TZ(Transition Zone)のカーブをFinal Fitという最新のソフトを用いることにより、夜間のグレア、ハローを最小限にとどめる照射方式です。これにより暗所での瞳孔が大きい方でも、夜の見えづらさを軽減することが可能になりました。


1. 従来の照射方式です。この照射方式でも通常の方(暗所瞳孔径が極端に大きくない方)ならハローやグレアは起こりにくく矯正効果も十分で問題ありません。
2. OATz(Optimized Aspherical Treatment Zone)では従来の照射と比べて有効光学径(赤い円の中の直径)が大きくなり、TZ(赤い部分)のカーブが緩やかになっているのがわかります。これにより暗所での瞳孔径が大きい方のハロー、グレアの軽減が可能となりました。
Online TEDについての南青山アイクリニック東京の主な論文・学会発表
堀 好子. Comparison of LASIK using the NIDEK EC-5000 Optimized Aspheric Transition Zone (OATz) and conventional ablation profile. J Refract Surg 22(6): 546-555, 2006.
従来の照射結果とOATzの照射結果を比較し、手術後の裸眼視力や屈折は同程度ですが、コントラスト感度(薄暗いところでの見え方を予測する検査)はOATz照射のほうが良い結果となりました。
ニデック社 エキシマレーザーによる2008年の手術成績
ニデック社エキシマレーザーを使用した南青山アイクリニック東京のレーシック手術の成績をまとめてみましたので、ご参考ください。南青山アイクリニックでは、今後とも手術成績を様々な形で公表していきたいと思います。
手術前の近視度数の程度により、軽度(0〜-3D未満)・中等度(-3〜-6D未満)・強度(-6D以上)に分類しました。


