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レーシックHOME > クリニックNews > 2008/5/5号

クリニックNews

【2008/5/5号】一覧に戻る

カスタムレーシック特集 ウェーブフロントレーシックとトポリンクレーシックの違い

南青山アイクリニック東京では、2種類のカスタムレーシックを行っています。一つは眼全体のゆがみ(収差)を解析して行うウェーブフロントレーシック、もう一つは角膜の形状を解析して行うトポリンクレーシックです。今回は、ウェーブフロントレーシックとトポリンクレーシックの違いについてご説明しましょう。


収差とは?

物を見るために人間の眼はカメラの機能を持っています。近視や遠視や乱視のある人たちは、レンズの力と眼球の大きさ(長さ)のアンバランスのために、フィルムにあたる網膜上にピントを合わせることができず、文字や景色がよく見えません。このピントのずれに対しては、メガネ等で矯正を行い、網膜に焦点を合わせることができます。眼内に入る光線が一点に集まるのが理想的ですが、光線がレンズを通過する角度や角膜や眼内の組織のゆがみなどによって、光線の集まる焦点が多少ずれることがあり、この現象のことを“収差”と言います。


収差とは?

収差には、低次収差と高次収差があります。メガネで矯正できる近視、遠視、乱視の成分を低次収差と言いますが、メガネで矯正できない細かいゆがみを高次収差と言います。高次収差にはいろいろな成分がありますが、代表的な球面収差とコマ収差について、考えてみましょう。球面収差はレンズの中心側を通る光と、レンズの周辺部を通る光とでは、焦点を結ぶ位置が異なる収差、コマ収差は中心からずれた位置から入ってくる光の焦点を結ぶ位置が異なる収差をいいます。焦点が一点で結ばないことによって、像がぼけて見えます。


収差の種類


収差と見え方の関係

人間の眼でレンズの役目をするのが角膜と水晶体ですが、非常に細かくみてみると理想的なレンズと違い、その眼により特有の細かな凹凸があります。そのため焦点のずれ(収差)は誰にでもある程度存在し、収差が大きいと光がにじんだり、物がくっきり見えなかったりします。

収差が大きく、物がくっきり見えない状態

近視、乱視、球面収差、コマ収差がある場合はどのように見えるのでしょうか。視力検査に用いるランドルト環でそれぞれの場合をシミュレーションしてみると、いずれの場合も、像がぼけて見えますが、像のぼけ型が少しずつ異なります。実際の目では低次収差と高次収差が組み合わさった形となります。


収差の種類


ウェーブフロントレーシックとは?

人間の眼全体の持つ収差を測定する技術(ウェーブフロント測定)を用いて行うレーシックを、ウェーブフロントレーシックと呼びます。 従来の レーシックでは近視・遠視・乱視のある眼に対して、矯正レンズの度数のデータをもとに角膜上にレーザーを照射して治療していきます。乱視が上下や左右で対称でない(非対称乱視)、乱視が均一でない(不正乱視)、収差の大きい眼に対して、従来のレーシックで治療すると、これらの非対称性や不正乱視や収差がそのまま残ったり、時に増大してしまうことがありますので、収差を補正するようにレーザーを照射する必要があります。このような個々の眼の収差を少なくする、もしくは収差の増大を最小限にすることができるのがウェーブフロントレーシックです。この技術を用いることで、従来のレーシックに比べ、手術後の見え方の質(光や色のにじみ、コントラスト)の低下を抑えることができます。


トポリンクレーシックとは?

角膜の乱視が非対称または不正な眼に対して、眼全体の収差と角膜収差を測定して比較してみると、同じパターンを示しています。そのような眼の場合には、角膜の形状を解析してそのゆがみを補正する照射を行うトポリンクレーシックが適しています。近視・乱視成分の照射のみに比べてより効果的に乱視治療を行うことができ、矯正効果を維持しています。そして、角膜の形状をきれいに整えることによって、手術後の見え方の質(光や色のにじみ、コントラスト)の低下を抑えることができます。また、レーシックの追加手術、偏心照射やセントラルアイランドのような不正乱視の生じた角膜にもトポリンクレーシックが適しています。

角膜乱視が非対称
トポリンク


ウェーブフロントレーシックとトポリンクレーシックのどちらが良いか?

どちらが適しているかは、適応検査と最終視力検査の時に、眼全体の収差と角膜収差の両方を数回測定し、照射パターンと手術後の角膜形状をシミュレーションするソフトで確認しながら、最適な手術方法を決定しています。



次回のクリニックニュースでは、今までの国内外の学会や論文で発表したカスタムレーシックの成績を実際にお伝えします。


カスタムレーシック特集第2弾 ウェーブフロントレーシックの成績
カスタムレーシック特集第3弾 トポリンクレーシックの成績


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