表参道眼科マニア

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オルソケラトロジーはパイロットでも使用できるのか

      2016/05/27

パイロットは憧れの職業の1つだと思いますが、視力が悪いとパイロットになれないのでしょうか?

 

パイロットにはいろいろある

一口にパイロットといっても、さまざまな分野に分かれています。旅客機や航空測量、TV取材の飛行機それに自衛隊の戦闘機を飛ばしているのもパイロットです。
旅客機のパイロットになるには、国立のパイロット養成機関である「航空大学校」に入学するか、航空会社の「自社養成パイロット採用試験」に合格して採用されなければいけないようです。また自衛隊のパイロットを志望する場合は、防衛大をはじめとする専門の教育機関での教育を受ける必要があるようです。

 

調べてみると、それぞれ視力に関して適性身体検査時に基準が設けてあり、裸眼視力よりも矯正視力が重要なようです。

 

一般的な視力矯正の方法には、眼鏡やコンタクトレンズ、またオルソケラトロジーや屈折矯正手術などがありますが、パイロットになるためにはどの矯正方法でもいいのでしょうか?

 

眼鏡やコンタクトレンズでの矯正は問題ないようですが、オルソケラトロジー治療や屈折矯正手術をしている場合は、航空身体検査で不合格になることがあるようです。

 

なぜオルソケラトロジーを使用するとパイロットになれない?

オルソケラトロジーは特殊なレンズを就寝時に装用することで角膜の形状を変化させ日中は裸眼で過ごせるという治療法です。しかし装用中の就寝時間が短ければ矯正効果が下がることもあり、またレンズを外すと一定期間で角膜の状態が元に戻ってしまいます。
パイロットは人の命を預かる仕事のため、一時的な視力回復では危険と判断されているのかもしれません。
パイロットになりたい方は眼鏡かコンタクトレンズの使用をお勧めします。

有江

 

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